三村 薔

硝子の如き不穏な、きらめきを放つ掌編
 まさに硝子細工のような繊細な描写と、緊張感のある語りに惹き込まれ、一気に読んでしまいました。  二人の少女の世界は美しく、それでいて壊れやすい硝子のように、見ていて不安でもあります。  差し出し人不明の手紙が二人の絆を却って深めたように思いますが、何でしょうこの落ち着かない結末は。硝子越しに見つめているようにもどかしい。色んな解釈が出来るように思います。  とても美しい掌編でした。読ませていただきありがとうございました。
1件・1件
レビューありがとうございます! 言葉を出来る限り丁寧に選んで書いたので嬉しいです! 綺麗なものが壊れるときの背徳的な快感を少しでも感じて頂けたら幸いです!
1件

/1ページ

1件