水分秀二

まだ見ぬ弟を想う、心優しい姉のお話
トピックからきていただきありがとうございました。私もこちらの作品を拝読させていただきました。 こちらの作品は、早くに母を亡くして弟と生き別れた主人公が、弟の存在すら知らなかったことを恥じ、苦しんだところで一通の手紙に救われるという、切ないながらもすっきりとした読後感を味わえる作品です。 普通、血が繋がっているのだから、姉として堂々としていればいい、とかそんな風に思うならさっさと会いに行けばいいと思いがちです。 しかし、この作品は当事者だからこその葛藤や弟への気遣いや後悔を丁寧に描こうとしたことが伺がえる、誠実さが感じられます。 せっかくなので、この作品の中をもっとよくするとしたら、という視点で2点述べさせていただきいただきます。
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1. 序盤の描写をより丁寧に。 もったいないと思ったのは、序盤に母親の部屋で鏡台に向き合うシーン。 ここで主人公の心情の揺れが地の文で描かれていますが、ここに風景の描写をもっと加えるとよりその地の文が引き立つと思いました。 香水のことは書かれていますが、2歳で母親を亡くし、その部屋が自分が結婚する今も取ってある。タンスは日に焼け、鏡台はそのデザインも鏡の剥げ具合も、主人を失ったまま過ぎ去った年月を思わせるものになろうかと思います。 せっかく部屋や鏡台というアイテムを出しているので、それを最大限に活用してみるともっと深みのある物語になりそうだなと思いました。 2.手紙の内容が誤解を招きやす
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感想、助言を丁寧にありがとうございます。 背景描写が苦手らしい事に最近、気が付きました。 稚拙ではありますが、書き足しました。 叔母からの手紙も説明不足である事に自分では気が付かず、指摘して頂き大変助かりました。 文字数は増えても構わないのでこちらも加文致しました。 こちらこそ感想等教えて頂きありがとうございます!
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