ロジィ

コミュニティ、トピック参加ありがとうございます
初めまして。読ませていただきました。 面白かったです。まず設定がいいというか、読み手に「どういうことなんだろう」と思わせて、次を読ませる展開がうまいなと思いました。 作品に合わせてか文章も陰鬱(いい意味です)で、ずしりとしていますが、読みやすいです。まだ初心者とのことですが、読ませる力のある作家さんだと思います。 鏡一郎は死んでいく五人の妹たちに手紙を書きます。それでいて「自分を殺してもいい」と書き添えます。もしかしたら作者の意図かもしれませんが、途中から「死んでいく妹達へ」の手紙というより「自分を殺していい」という手紙にシフトしている気がします。 そこが鏡一郎の(妹達に嫌われた)自己中心的な側面を表している気もするのですが、タイトルの「死にゆく五人の妹達へ」と少しズレがあるように感じました。死んでしまう妹達に向けて書く描写にもっと軸足を置いて欲しかったというか。 最後の輪廻の手紙は、鏡一郎の手紙の文体ともっと変えたほうが読み手の意表を突けたのではと思います。「ばいびー、鏡一郎」の一文がすごくいいと思います。なので、全体的にその軽めの文体で、この物語の真実と「自分たちの死にゆく理由」を語るほうが、兄と妹達の差別化もできるし、突き放した感じが出ていいんじゃないかなと思いました。 いろいろ書かせていただきましたが、不快に思われたら申し訳ありません。 楽しく読ませていただきました。執筆歴がどれくらいかはわからないのですが、もう自身を「初心者」と仰らなくてもいいと思いますよ! 素敵な作品をありがとうございました。
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タイトルを間違えて記載してしまいました! 申し訳ありません。

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