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Crisis Flower 夏美 ~Jail Breaker Prequel~
まっきー劇場
2019/10/4 22:41
hideTさんの描く「お見事」な現代刑事活劇!
まずはhideさん連載お疲れ様でした。 一プロ作家の宣伝場となってしまっているミステリーカテゴリーにまさに一石を投じて臨んだ本作はランキングTOPページに凛々と輝き続けている。僕はそれに勇気をもらっています。 さて今回の『Crisis Flower』は大ヒット作『Jail Breaker』のスピンオフ作品。前に僕はhideさんに「夏美は色々なスピンオフが作れる要素が多様にある」旨の話をしました。それを見事に実現して頂きました。当然読者はあの『JB』の流れをどうしても意識する。「どうなるのだろう?」「あの透明人間は地球外生物?」「どんなモンスター?」といった具合に。やはりこれまでのhideT作品の延長で考えてしまう。僕も透明人間はプレデターを想像していました(あのステルス感ね)。ところが予想を覆す、まさかの現代刑事活劇だったのです。それを劇中、警察組織→政治→アメリカ合衆国と問題をスケールアップさせてゆく。主人公の夏美と鷹西が活躍できる許容範囲を大きく脱線させていくのである。ところがそれを彼らに活躍させながらも上手く最後には収めてゆくのです(どうに収めるのかは読んでのお楽しみ)。 この『CF』がミステリーカテゴリーで絶大な支持を受ける理由も僕なりに分かった気がしました。それは作者hideさんの純粋な優しさと人間性が垣間見れる場面が多いのです。独自の緻密な背景を描きつつも、日本人に響くストーリー運びが見事なんです。それは主人公夏美と鷹西のもどかしい感情の描き方、三ツ谷のコナン風キャラ、頼りになるボス徳田班長、城木と絵里の憎めないサブキャラ、そしてキーマン瀬尾の悲しみ。これらが統合されてみんなが大好きな要素がふんだんに盛り込まれていることに気が付きます。最後の横浜大学での悪を追い詰めるシーンなどは僕らの世代ではどこか懐かしい刑事物のワンシーンを思い起こさせるのです。これらをhideさんが計算で書いていても本能的に書いていても、いずれにせよ「お見事」なのです。これは作者のセンスというもの。つまり大衆受けする作品を書ける素質だと僕は思いました。いずれhideさんは大輪の花を咲かせることでしょう。ファンの方々もそれを確信して応援してくれているのだと思います(僕もね)。 充電したらまた一発スゴイのを期待しています!(^O^)/
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環 旅斗
2019/10/5 0:04
まっきーさん!! 身に余りすぎるような感想、ありがとうございます。 そうです。Jail Breakerで夏美を描いてから彼女にもっと活躍の場を与えてあげたいなぁ、って漠然と思っていた私にヒントをくれたのはまっきーさんでした。 もう、感謝、感謝、です 何か、赤面してしまうほどの評価をいただいて、恐縮してキーボードを打つ手が震えています(^_^; 私がエブリスタに来て、作品をアップしようとする際に参考にいろいろ見てまわっているときに出会ったのが、まっきーさんの「カタストロフ」。 その素晴らしさに身震いして、他の作品も読ませていただき、これほどの作品群を書く人がいるのだからしっかり挑まないと、
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まっきー劇場
2019/10/5 7:25
もはやこちらが後に続く立場ですよ~! 今朝のランキング見たら『CF』がミステリー総合で第2位です! 新作1発目の突然TOPではないので、これは正確な記録といえるものです。おめでとうございました。巨匠と呼んでいいと思いますよ、巨匠hideさん!(^。^)
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