多田 莉都

本当にノスタルジックな気持ちに
同じ体験をしたわけでもないのに、 学生時代が懐かしくなってしまうようなお話だと思います。 すごくリアルな世界観が表現されていると思います。 短編映画を観た気分になれて 読後は、学生時代の恋愛を思い出したりしました。 ヘッセを知る彼女のほうが大人に見えて、対等になりたいと思ったであろう主人公も、、 彼女と二人だけの物語を共有したいと思った主人公も 今は当時の彼女が目の前にいないのは切なくもあり、リアルでもあり、儚く、美しいと思います。 なくしたものほど綺麗に思えるのは年を重ねたからなのか、 ききょうさんの文章が素晴らしいからなのか…… きっと後者ですね。
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レビュー、ありがとうございます! 過去における男女の会話って、別れ話の印象よりも、何気ない会話が強く残っていたりします。(僕の場合だけ?) そんなエピソードを切り取った短編です。 そんな微細な感情を受けて頂いてとても嬉しいです。 またお邪魔しますね。よろしくお願いします。

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