青星明良

精神のシンクロは本当にあるのか?全く油断できぬ犯罪心理ドラマ、クライマックス!!
科捜研の心理係・悲呂さん(干物女)と警部補の徳憲さん(堅物男)が現代社会の「闇」に挑むシリーズのクライマックス編です。 このシリーズは、これまでも現代人の心理の闇に深く切りこんできましたが、今回は色んな意味で油断ならぬストーリーとなっています。 シンクロニシティーーつまり、精神世界による記憶の共鳴によって、詐欺事件が連鎖反応のごとく起きているかも知れない……。 今回の二人の捜査は、そのような疑惑が立ちこめる中で進められていきます。 本当にこんなことが起こりえるのでしょうか? 普遍的無意識において全ての人類の記憶が共有されていて、他人の記憶の影響で犯行に走る……などということが現実にあったらとんでもないテロも起きてしまいそうです。 シンクロニシティは実在するのか、真っ赤な嘘なのか。これまで数多くの「犯罪心理ドラマ」を描いてきた作者さんだからこそ書ききることができた、精神のシンクロをめぐるストーリーをぜひ皆さんも固唾を呑みながら楽しんでみてください。用意周到な作者さんの罠が皆さんを驚かせることでしょう。 あと、油断ができないと言ったら、悲呂さんと徳憲さんの恋路ですね!!! な、なななななーんと、今回は二人が大変なことに……!! (ネタバレになるから、詳しくは言えない(>_<)) とにかく、事件でも、恋愛方面でも、「マジかよ!?」という展開が何度も起きるので、最後まで気を確かに持って(?)ご覧ください。
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ありがとうございました。 おかげさまで最後までめげずに公開できました。 シンクロニシティは飽くまで『他人の言動が偶然にも一致すること』という意味に過ぎず、普遍的無意識による思考共有はその『原因』であるとユングは唱えました。 不思議とあるんですよね、現実で。 「なんでお前も同じことやってんの!」って。 この体験は僕の人生の根幹で、作品を書く上でも永遠のテーマになるだろうと思っています。 徳憲と忠岡のロマンスは、最初の『動画炎上』から徐々に積み上げました。正反対の人間なのに実は共通点があり、気に入られる様子。 章を重ねるごとに意識し合うようになり、近付く過程を読み取っていただけたら幸いです。

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