今、出来ることを。
命あるものは老いていきます。老いて、死に向かっていく。 それはごく当たり前のことなのに、両親のこととなると、子供はなかなか気が付けないものなのかもしれません。 けれどふと、思い知らされる。 手を差しのばされ手助けされ、もらうばかりだったのに、親と子の名称は変わらないまま、立場が入れ替わっていることに。 そして自分の死からもまた、人は目をそらして生きています。 そうしなければ、どうして毎日をこれまでと同じように生きられるでしょうか? だからこそなお、友の老いは身につまされるのでしょう。同じ年代を生きたもの同士の連帯が、「我もまた」と思わずにはいさせてくれないのですから。 けれどほんの少し先を行く友を、これまで通り支えたい。励ましたい…。 手紙を読み、筆をとる人の心情の変化が、短い物語の中に描かれています。 昼日中の明るさではないけれど、沈みゆく夕焼けをいつくしむ、今だけの大切な時に思いをはせることができました。
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一花さん。素晴らしいレビューをありがとうございました。 私の作品を消して、一花さんのをコピーして載せたいくらいです。 書きたかったことを全て受け止めて下さって、本当にありがとうございます。嬉しかったです。
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レドさん。゚(゚´ω`゚)゚。 ほろりとでした~。 私のレビューなんて、レドさんの作品の素晴らしさの一端も伝えられていないです(>_<) でも喜んでいただけて、嬉しいです(*^^*) 私、父はもう亡くしているんですけど、母はね、元気ですけれど、もうだんだん病気も気になる年になってきていますので…。 作中、お父さんが電話の時の約束と、嬉しそうに手紙に書く約束の違いが、ぐっときますね。 出来ることなら、旧友と再会する時には、お友達もリハビリして、元気になっていてほしいです…(*^^*)
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