みぐ

未来の世界・・奇抜な発想と深い愛情・・
人間は社会的動物と言われています。自己の自然本性の完成をめざしつつ、社会、つまり共同体を作り自分の弱みを補完しながら生きていくという他の動物には見られない独特の自然本性を有する動物であるそうです。 この物語の未来の人間達は人口爆発やエネルギー危機を乗り越える為に1/17に身体のサイズを小型(スモールタイプ)化してしまいました。しかし、0.01%のみ残ったノーマルタイプ、つまり小型化していない男性は土木工事と精子提供要員として生かされていました。 通常、人間の社会は個人を尊重しながら社会の発展をしていくのですが、このノーマルタイプは小人化推進部が、彼等自身の尊厳を無視して、動物の様に管理していました。 そこにスモールタイプとノーマルタイプの初めての夫婦、キョウコと万太郎が楔を打っていきます。 暗躍する宗教団体『カルト・アース』。そして小人化推進部から逃げる為に『カルト・アース』を手を借りるキョウコと万太郎。しかし彼等は追っ手から逃れる為に更に北へ逃れます。その先には・・。 スモール化した人々(社会)を維持する為、そしてスモールタイプのみの安全を最優先に考える為に管理されるノーマルタイプ達。その不合理は社会の歪みとして顕在化していきます。 これはその様な社会の闇や人間のエゴに鋭く切り込んだ作品です。 作者の宇南さんが考える世界は、いつも奇抜な設定であり、その発想に毎回驚かされます。そしていつも作品の奥底には愛があるのです。その愛がストーリーのスパイスとして作品に素晴らしい味付けをして、読者を強く惹きつけます。まさにこれが『宇南ワールド』と言えると思います。 この『人類小人化計画』その特徴を遺憾無く発揮した素晴らしい作品に仕上がっていると思います。 是非、皆さんもお読み頂いて、この宇南ワールドを楽しんでみてください。
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みぐ様。素晴らし過ぎるレビューをいただきました。もったいのうございます。過分にございます。申し訳なくございます。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。 この作文をここまで書き続けられましたのは、みぐさんのお陰です。みぐさんから毎日コメントをいただきました。みぐさんに見守っていただいて、ここまで来ました。みぐさんに読んでいただこうと、プロットも定まらないまま行き当たりばったりで都度アイディアを出しながら自転車操業を続けてきました。ようやくここに書き終えまして、こんなに過分なレビューまでいただきました。私にとりましては最高のご褒美です。今日はジャカルタで一人祝杯を上げよ
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宇南さん こちらこそ丁寧な返信ありがとうございます。 嬉しいです。 ジャカルタは暑いでしょうが、お身体をご自愛されてお過ごし下さい。
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