水月 玖

音が見せる景色と空気、そして恐怖
学校という閉鎖的な空間の中。 穏やかに懐かしく、時間がゆっくりと流れていくように感じました。 巧みな音に導かれて、その場にいるような錯覚さえ感じ始めた頃。 女子同士特有の盲目的な友情の狂気が、静かに恐怖を連れてきます。 ショッキングなラストにも関わらず、読後感が妙にいいのは、死が美しいものであるかのように感じさせられるからかもしれません。 それも含めて、美しくて怖いお話でした。
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水月さん、こんにちは。 作品を読んでくださりありがとうございました。 お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。 女の子同士って独特の観点がありますよね。 束縛も嬉しいけれど、ひとつ間違えば儚く一気に崩れてしまうような。 それが思春期の通過点なのかもしれませんが、脆く危いもののように感じます。 レビュー、とっても嬉しかったです。 ありがとうございました。
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