なぎの みや

LGBTへの理解度
本作はコメディと作者様が謳われてはいるものの、痛烈な風刺が練り込まれた作品だと思ったのが、読了後一番最初に出てきた感想でした。 通称BL会の間口はとても広く、来るもの拒まずの精神のようです。その啓蒙活動の一環として、当事者であり活動に深い理解を示す人気バンド『七色』のコンサートが開催されました。主人公、桜は親友の笑愛とそれに参加するのですが……。 会の方針に興味は無く、ただ単に『七色』のファンの方々の声。やや大袈裟にも見えましたが、今のLGBTへの関心、理解度の縮図だと感じました。会の要望は、権利の主張では無く理解を示して欲しいだけだと言うのに……。 私は相手に関してはノーマルなので、理解はすれども歩み寄る事は出来ません。ですが、何より互いを認め合う事が大事なのだと感じた作品でした。
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なぎのさん、お読みくださり、しかも、感想まで書いてくださり、ありがとうございます。 私が、偉そうなこといえる立場でないのですが。 過去においても、偏見をもたれたり、迫害を受けていた方々がいます。 いきなり、世の中で多数派とされる人に「みんな自分たちと同じ」という、理解が広がることは、稀だと思っています。 このことは、残念ながら、世界や日本の歴史でも、証明されています。 それまで、育った社会の教育や倫理感が理解を拒むことも、あるのでしょう。 現在は、インターネットなどで、世界中の人と気軽に交流できる時代となり、異なる考え、価値を持つ方を賛成できなくても、考え方は理解するチャンスが、訪れてる気

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