【コメント】未来の感情に自分の感情を重ねて

切り取られた季節

未来の感情に自分の感情を重ねて

児童虐待には様々な原因があるそうです。ただ、その原因が例えば望まない妊娠や仕事でのトラブル等の大人側に事情が有ったとしても、虐待を受ける側の子供達が受ける精神的・肉体的ショックは計り知れないものです。この物語の序章はその虐待を『未来』の目を通して自分が受けた様なショックを受けながら始まっていきます。そんな未来を田舎の土地で迎えてくれる迎えてくれる祖母の沙和子。そして、この後、親友となる、渚沙、幸樹、理久の三人の仲間達の中で、未来は傷ついた心と身体を癒しながら成長して行きます。そして物語のターニングポイントなるDes Canailles（デ・カナリ：いたずらっ子達）チームの立ち上げて、四人で一緒に料理を作りながら彼等は普通の中学生に成長して行きます。そして未来と理久は幼いながらも相手を大事にする関係に育っていきます。 Des Canaillesの活動がキッカケにTVへの出演の機会を得た四人・・。唯一の残った虐待の傷を抱えた未来でしたが、その傷も周囲の優しさで癒されて行きます。そして理久と未来は二人の将来の夢に向けて歩き出します・・。この物語のラストには読者の心を揺さぶる衝撃的な事件が待っています。そして本当の事実は最終ページで語られることになります。この物語を読んだ読者は未来に自分を重ねながら、未来が感じる恐怖や不安に苦痛を感じ、仲間の友情や大人たちのサポートに希望を感じ、そして未来に残された最後の身体の異常を自分の問題の様に感じ、大きな葛藤を味わいます。そして理久と未来の二人の順風な将来を感じた時に起きる衝撃的な事件に涙し、感動的なラストでもう一度涙を流すことになります。今回も作者のマスカレードさんの筆力に舌を巻いてしまいました。読者は全員、未来の心の動きや素晴らしい情景描写により。この物語の中にあっという間に引き摺り込まれていきます。そして未来の立場になって、彼女の感情の起伏に合わせ一喜一憂するのです。そしてエピローグでその感情の起伏は最高潮になり、読者は最終ページで素晴らしい感動を味合うことが出来ます。是非、皆さん、ご自分でこの物語に足を踏み入れてみてください。多分、数ページを読んだところで、この物語に引き込まれラストまで一気読みしてしまうこと保障します。レドさん、素晴らしい作品、ありがとうございます！

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マスカレード 11/25 22:29

みぐさん。いつも素晴らしいレビューをありがとうございます。隅々まで詳しく読んでくださり、物語の展開や、主人公たちの感情の交流をしっかりと掴んでくださるみぐさんは、素晴らしい書き手であるからこそ、こちらの意図することを分かってくださるのだと思います。ありがとうございました。今回のは書き終わった途端、脱力してしまいましたｗいつもなら、終わった～ちょっと他のことしよ～って思うのに、今回は時間的に、夕食作らなくちゃと思いながら、床にへたりこんでしまいました。風邪なのかしら、ひいていることも気が付かずに書いていて、今は喉がとても痛いです。推敲が残っていますが、ダウンする前に完結できてよかったで

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みぐ 11/25 22:31

素晴らしい作品だったので、また惚れなおしました。暫くはのんびりしてくださいね！うん 🐧

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