シシキ ヨモ

マイベターハーフは、後日談をつけてA5で100ページに収めるために、構成段階でいくつか書きたい要素を削っているのですが、一番無念だったのは、実はエルネスタの補足シーンなのでした。(次点は、無意識に主をオカズにして絶望するミノウのシーン。どう考えてもこっちのほうが求められてる) 削ってしまったことで純然たる悪役のようになってしまった彼女ですが、彼女が苗に放つ言葉や悪意は、そのまんまショートストローを持つ自分に返ってくるわけで。しかも、遊びの相手は社交界で見つかれど、本命は探せない彼女もまた「貴族的な見方」と「ショートストロー」の被害者なわけです。 あんまり悪役だけのために存在するキャラが好きじゃなくて、敵対する側にも(正しいと限らなくとも)考えがあるという世界観が好きなのですが、まだまだ構成スキルが足りないなあ。精進です。
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