【コメント】はたして、どちらに転ぶのか

ぼくの人生はぼくのもの

はたして、どちらに転ぶのか

最後に素敵な決意で終わる、この作品。ただし、この作品のキーワードである「偽善」という熟語を分解すると、人の為の善となります。つまり、人の為と言っても、その真相を突き止めると、全ては薄汚いとされる偽善なのかもしれません。青年海外協力隊になりたいと語る「ぼく」ですが、はたして、それは真善なのか偽善なのか。物語の深みを感じさせる作品でした。