碧石 薫

最高のクリスマスプレゼントをありがとうございました
光と七海の最後の時間を届けてくださってありがとうございました。 どれだけ幸せな時を過ごしても、いつか必ず来る別れ。 医師だからわかってしまう光の命の期限を、息の詰まるような苦しさで受け入れるしかなかった七海。自分がいなくなった後の家族を想い、精いっぱい生きようとする光。七海にとって光を失うことは半身をえぐり取られるような痛みだったことでしょう。そのあとの人生は七海にはおまけのようなものだったかもしれません。それでも人生を全うして未来に希望を持って旅立ったとき、七海は幸せだったと思います。 二人の出会いから二度の結婚式、事故で記憶をなくしたり、双子を授かったり。日本とアメリカでの子育て、洸とキリアンの物語。何度も何度も心を揺さぶられてきた読者の一人として、光と七海の最後の時間は涙なくしては読めませんでした。 この胸がえぐられるような場面を、初代さまは書かないんじゃないかな、と失礼ながら思っておりました。七海と虎太郎(あえて)の出会いの中で語るにとどめたのではないかと。初代さまにとってもとてもお辛い時間だったのではないかと想像します。それでもこの短いお話の中に私たちが知りたかったたくさんの情報があり、悲しい中にも嬉しい発見を用意してくださったこと、本当にありがたく思います。 ひなの息子のレイと優しい彼がいつか出会える日を夢見て、この物語がずっと続いていくことを願ってやみません。 最高のクリスマスプレゼントをありがとうございました。
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こちらこそ素敵なレビュー、有難う御座います🙇‍♂️イヴに前倒しでクリスマスプレゼント🎁頂いた気分です😉これはいつのタイミングで書くか考えて居ましたが、クリスマスに短編で日頃の感謝の気持ちを込めて贈らせて頂く事にしました。来世の二人の物語、待って居て下さい😉
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レビューと言うには長すぎだしネタバレしすぎですね、すみません。読み終わった勢いのまま書いてしまった…というよりは書かずにいられませんでした。これからお読みになる方が本編より先に読まれないことを祈っております(汗) 来世の二人! 楽しみでなりません。年の差カップルですね。 光と七海が子供のころに出会った、ニューヨークの公園の場面が大好きなんです。 今度はどんな出会いがあってどんな風に惹かれ合うのか。前世の記憶はあるのかないのか、妄想しながらその時を待っています。

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