へびこ

人は誰しも生きる理由と価値がある
『眼が覚めると、そこは真っ白な空間だった。』 ——そんな非現実を想起させる文章から始まる、不思議な『はじめ』と名乗る男性と、主人公『幸二』の物語。 真っ白な空間で出会った二人は、不思議な扉をくぐると時空を超えて、様々な人物の本心に触れます。 死ぬことしか考えられなかった『幸二』に、『はじめ』が見せたかったものは——『はじめ』とは何者なのか——。 最後に謎が解けて、スッキリとするとともに、幸二の両親の思い、そしてはじめの生い立ちと幸二の前に現れた理由を想像すると、涙が出そうになりました。 素敵な作品を、ありがとうございました。 短い時間でサクッと読めて、爽やかで感動的な読後感なので、素直で感受性の豊かな方にオススメしたいです。
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感想ありがとうございます。あずまです。 この作品は知り合いの奥さんが流産した時に作った小説です。奥さんに対して何もできない自分がいて、何かできないだろうかと考えている時に、作中でもあった流産の意味についての文章に出会いました。 この作品を読んで、何か少しでも感じていただければ嬉しいです。

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