千年の都で奏でられる音楽のよう。
小野篁の微妙にズレた現代感覚と、 逆木リンドウの京の伝統に敬意を払う姿勢の逆さま感が奏でるハーモニーが抜群に面白く、にやにやしながら読みました。それでいて随所に切ないマイナーコードのような描写が織り交ぜられ、つい、ほろりとさせられること数多。 199ページからは圧巻の表現。 たいへん素敵な物語を楽しませていただきました。ありがとうございます。
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京都のグリーンマンさん!(笑)レビュー有難うございます。 199ページからの怒涛のエンドなのですが、プロット段階ではバッドエンドだったんですよ。本編の初めの章「三月」を描く直前に「これで一年で別れたままってどうなん」と思い直し、練り直しました。直前までお別れフラグが多いのもわざとの「匂わせ彼氏」です。でも、もしかしたら、バッドエンドのほうが良かったでしょうか…? マイナーコードが時折鳴るのも今非公開ですが主作はヒューマンドラマで不穏なものを二年程書いていたからかもしれません。 的確なご書評本当に感謝します。読み切れる方がいてよかった~~~!
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零さま。(笑)、ご返信ありがとうございます。 お話しに出たエンドについてですが、今回はドラえもんの「ウソ800」の話のようでした。(ご存じでしょうか?) 京都という、昔ながらの舞台には合っていると思います。逆だとリンドウも京都もなんらかの変化を求められることになるでしょう。反対に地獄のほうの変化が描かれているので、これでよいのではないでしょうか? 若輩者の意見ではございますが。(^-^)/

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