みぐ

またもや想像を絶するラストへ
口下手でフツメンの陰キャラ、勉強もスポートも出来ない『モテる要素ゼロ』の主人公に、学校ナンバーワンの美少女が彼の『校章』を欲しいと言って来ます。 主人公の学校では卒業式の日に、卒業する先輩から『第二ボタン』ではなく『校章』のバッチを後輩の女子が貰うという儀式がありました。『それ』はその女子が『先輩のことが好きでした』と意味が込められているのです。 つまり、卒業式の日『モテる要素ゼロ』のこの主人公は、このナンバーワン美少女は告白されると言うことになります。 そして卒業式当日、『校章』を渡すために、主人公が出向いた実習棟の三階で彼が知る衝撃の事実とは・・。そしてその場で主人公が『言えなかった言葉とは・・」。 これ以上はネタバレになるので、是非、みなさんこの作品を読んで頂きたいのですが、このラスト2ページのドンデン返しは読者が想像出来ない大転換を迎えます。そして、主人公が『言えなかった言葉』を大声で吐露します。 それも確かに青春の1ページ。一瞬でも甘い夢を見れただけでも良しとすべき・・。いやいや、これは主人公にとってはトラウマになるような衝撃的なラストと言えます。 本当に潜水艦7号さんは天才です。このラストを盛り上げる為に、主人公の感情描写を繊細に描き上げ、それを最後にひっくり返すことで、読者に衝撃と納得感を与える。素晴らしいストーリー展開と思います。 そしてもう一つ、作者の凄いのは、この作品を『妄想コンテスト』締め切り当日にアイディアをまとめて、制作2時間、校正・推敲2時間の突貫工事で仕上げたということです。そんな短時間で、これだけの作品を創り上げる実力・・。感服致しました。 流石、多くの作品で大賞を含めた受賞をしているプロの作家さん。その実力の一端を改めて垣間見ることが出来た作品だったと思います。 是非、皆さんもお読み頂いて、この衝撃のラストを味わってみて下さい。 素晴らしい作品ありがとうございます。 次回作も楽しみにしております。
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あざーーーす!(><;) いつも丁寧なレビューを頂き、ありがとうございます! お楽しみ頂けて、頑張った甲斐があるというものです。 また、今年も宜しくお願いいたします!!
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