優しさに包まれたなら
はい、タイトルはユーミンです笑 思わず魔女の宅急便を思い出したので。 花ちゃんらしいな、のひとことに尽きます。 だって、とにかく優しい物語だから。この作品の中では、いつも誰かが誰かを助けたいと願っているから。 そして、そんな物語を語るのは、表題のツンデレ魔女アイラちゃんでもなく、まるで困ってる人レーダーがついている一来くんでもなく……いや、むしろ『人』ですらありません。語り手はフラーミィという名の『影』という存在。これには感服しました。 実は普段、読書のジャンルとしてファンタジーは敬遠しがちなのですが、一人称が『影』で、しかも語り口が軽快かつユーモアなので、この不思議な存在にあっという間に親近感が湧いてくるのです。 それからさきほど触れた、困ってる人レーダー持ちの一来くん。ツンデレアイラちゃんは主にこの一来くんに振り回されて人助けをしていくんですが、その先に待っているのは、貴重な『仲間』との出会い。気づけばアイラちゃんは、仲間達に囲まれてツンツンしながらも笑っています。 そう思って第一話の一来との出会いを読み返すと、とても感慨深いものがあります。 インターネット、SNSなど便利になればなるほど孤独というものが浮き彫りになりがちな現代社会において、仲間と一緒に誰かを助けようと奮闘し、その誰かを知り、そしてその誰かもまた新たな仲間になる……こんなにもあたたかくて優しい物語は、きっと胸を打つはずです。 ぜひぜひ皆様も一度ページをめくってください。誰かに優しくしたくなるかも。 余談ですが、わたしの分身とでも言うべき(※名前をお貸ししました)奏多ちゃんとピュリュくんの2人からは、わたしに対する花ちゃんの大きな優しさを受け取りました。本当に本当にありがとう。 さらに余談ですが、私は紅霧ねえさんのファンです。 最後になりましたが、完結お疲れさまでした。なかなか言葉にならず、レビュー遅くなってごめんね。
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かなたーん(≧◇≦) 優しさにあふれたレビューをどうもありがとう! 全然、遅くなってなんてないよ! 胸が熱くなりました( ;∀;) フラーミィの語り口のようなベース部分にも注目して、軽快でユーモアがあると評してくれて、嬉しいです。 一来とアイラの出会いを私が書いたのは1年前!ということは最初にかなたんが読んでくれたのもほとんど1年前だったと思います。最初の方なんて、忘れちゃうよね(^^; 読み返してくれて、丁寧に書かれたレビューは宝物(*^^*) そして奏多ちゃんとピュリュ君。暖かく受け止めてくれて、こんなに嬉しいことはないよ♡ 紅霧と桐子の関りは、私が書きたいと思って連載の最初の方か
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