そして、朝、学校に行く前に犬小屋に鎖で繋ぎ、久美子が日中、学校に行っている間に、 カンランが近所を走り廻らないようにしました。 カンランは、自由に走り廻るのが好きでした。一日中、繋がれていることは、大嫌いでした。カンランは夕方の運動と自由な時間が、とても大好きでした。でも、朝、繋がられるのは嫌でした。 久美子にはカンランがカンランが繋がられるのが嫌いのは、分かっていましたが、どうすることも出来ませんでした。久美子は、時々夜遅くに、カンランが近所を走り廻っているのを知っていました。でも、何も悪いことをしている訳でもないし、毎朝、必ず家に戻ってくることが分かっていましたので、全く心配していませんでした。

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