お早う御座います。2回目のメンションです。 最初は、他の流派から取り入れた技を習得する。その後に、神幻流の段階に入る。始めに、空手の基本型と言われるナイファンチ、次に山野端(やまのは)流の棒術、その後に、基部御殿手(キブ・ウドゥンティ)の捕手(トゥリティ)を修得する。ナイファンチは、ほとんどの流派が取り入れている型である。シンプルな型だが、修得は困難である。パーツの一つに「波返し」がある。脚の部分だけを説明する。両脚を肩の幅より、やや広く広げ、正中線が地面に対して垂直になるように、まっすぐに立つ。その状態から、上半身と腰を全く動かさずに、片脚の膝を支点にして、内側にゆっくりと片方の膝の前まで上げる。つまり、四本脚の椅子が右(または左)側の二本だけで立っている状態になる。物理的に不可能である。この「波返し」を沖縄空手の師範代は軽々と行う。そこに、沖縄空手の奥深さがある。捕手(トリティ)は、打撃、投げ技、間接極め、締め技を含む総合体術である。戦技であるゆえ、一つの技で相手を死か、重症に至らしめることが出来る。稽古では、二割程度に抑える。
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