お早う御座います。3回目のメンションです。今日は、これで、終りです。残りは、明日、送ります。 基部御殿手(キブ・ウドゥンティ)は、琉球王朝の血を引く基部家の一子相伝の秘術である。門下生には、戦に使う総合的な武術を教えている。秘技は継承者一人にしか伝えない。王聖は八歳の頃から父親から空手を習った。十三歳になると、各流派の開祖から、型を習う。基部御殿手の宗家、宇江城清吉の下に五年間、毎日通い、捕手(トゥリティ)の免許皆伝を受けている。棒術の山野端流も唯一人、免許皆伝を与えられた。 自分が求める武術には、程遠いと思った。琉球の武の神が宿ると言われる幾つかの聖地を訪れて祈ったが、何の反応もなかった。
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