深すぎる余韻
遅くなりましたが、完結おめでとうございます。 しかしながら、毎日更新をとても楽しみにしていた作品が終わってしまい、いちファンとしては寂しい限りです。 さて、そろそろ本題に触れましょう。 いつもながらに明快かつ美しい文章と、テンポのよいストーリー展開で、その世界にグイグイと引き込む力は流石です。不穏な空気を肌で感じながら読ませていただきました。 そして何より、衝撃的なエンディング! ラスト1ページは思わず二度読みしました。 あまりにも衝撃的で、ああそういう事か……と頷きつつも、深い余韻が未だ消えません。 これは個人的な見解ですが、悪魔とはつまり、人間の欲望であり負の感情であり、そしてカルマそのものであると、そんなふうに感じました。人はカルマからは逃れられない。その結末はどんなホラーよりも恐ろしい気がしました。 人生にはいろいろなことがあります。苦しいことも辛いことも。つい身に余る欲望や昏い感情に飲まれて闇堕ちしてしまいそうになるかもしれません。 そんな時はぜひ、この作品を手に取ってみてください。きっと、恐ろしい悪魔が舌なめずりをしてアナタを待っています。 この恐ろしいのに美しく魅力的な作品をさらに盛り上げる、表紙等のイラストももちろん必見です。
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かなたさん、こんにちは! 毎日スターをいただき、読んでくださっていることがすごく嬉しく、また更新のはげみになっていました。 そのうえ、こんなに過ぎた感想までいただいて、感謝のかぎりです。 最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました!
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