まあお

英国のシンデレラは教養と慎みの淑女!
14章末まで読みました。 うっとりするような素晴らしい恋物語……しかし読みどころはそれだけではありません。生き生きとしたキャラクターは完璧に書き分けられ、ひとりひとりに命が宿ります。そして特筆すべきはこの圧倒的な教養でしょう! 本当に19世紀の英国の社交界を見ているかのようなディテールは、豊かな知識に支えられて読み応えがあるのにひとつもペダントリィを感じさせません。ただ背景・事実として過不足なくすっきりと語られる文化は美しいの一言です! 慎み深く聡明なヒロインに、英国紳士そのものといったヒーロー。二人の恋はゆっくり、しかし確実に熟してゆきます。このはがゆい恋模様に酔いしれましょう! ところで。私は個人的にセドリックがたいへん気に入りました。役どころからして嫌われ者かもしれませんが彼、なかなかの逸材ですよ? 繊細な音楽家で激情家、ちょっと(?)陰湿な策士もしれませんがそのサディスティックなところも魅力のうち! なにしろ金髪のイケメンで金持ちのボンボンですからね……! なんとこの彼が……いえ、この先はどうぞ、ご自身の目でお確かめください。 夢中になれる濃密なドラマがここにあります。 本当に素敵な物語をありがとうございます! やきもきするような二人の恋、どうぞじっくりと綴っていってくださいね。楽しみにしています^ ^(まあお)
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