Takehiko

もどかしくも美しい世界観(ネタバレあります)
拝読して、暫く衝撃で瞑目してしまう篠藤氏の作品群。 その中でも今回のヒロインのなんと素晴らしいことだろう。 僕らはたちまちその世界に飲み込まれ、翻弄されてしまう。 優しい《父》と善良な《人々》に囲まれ、 言葉にはできなくても、彼女の《想い》は実に饒舌で素直だ。 そのもどかしさと理不尽な、動かなくなった世界の真ん中で 彼女はひとり舞台に立ち、問い続けるのだ。 もっとも大いなるものと言われる観客だけを前にして。 なんと美しい悲しさだろう。 なんと切ない問いかけだろう。 余韻がいつまでも続く秀作です。 優秀作品? とんでもない、篠藤氏はそんなレベルをとうに超えています。 篠藤氏だけが描けるこの世界観。 この素晴らしさは読んだものを虜にさせる魅力があります。 真の創作の魅力を、存分に満たしていただきました。 いつも本当にありがとうございます。 篠藤氏の作品に出合えた幸運に感謝します。
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作者冥利につきるお言葉です、ありがとうございます! こちらこそ、いつも拙作のためにお時間を割いていただいていることに感謝しきりです。
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