柚季蕭夏

サークルからきました。 完結されてるわけではないので読了とはなりませんが、最後まで愉しく拝読しました。 どこか訥々とした語り口ながらも作品内には知性が瀰漫しており、それを韜晦するかのように時折繰り出される下ネタについ笑ってしまいました。桔平はストレスを抱えると胃腸にくるタイプですかね笑 元木のような愛憎が綯い交ぜになったようなタイプのキャラも魅力的です。ただ、若干ヒロインがキャラとして弱く感じました。大衆小説然としたヒロインがやや紋切りかな、と。これからの動きに注視したいです。 ここからは私の好みの話ですが。 途中、間接話法で元木が前景化される場面がありますが、あのくらいの勢いづいた文体のほうが面白味が増すのではないかな、とちょっと思いました。勿論、これは私一個人の好みの問題ですから聞き流してもらって全然問題ないですが、文体を工夫されると化ける作品であるような気がしました。また、これは憶測に過ぎないのですが、ケータイ小説形式を意識してらっしゃって、このようなセンテンスの短い語り口にされてるのかなーと。もしそうなら勿体無い気がしました。ですが、あくまで憶測にすぎませんから、気にしないでくださいね。 続きを楽しみにしてます。 以上です。
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大変ためになるレビュー、ありがとうございました。 実は以前、漫画家を目指してたのですが、その頃も女性キャラが弱いと言われてました(笑) その辺は克服すべき課題のようです。 無意識のうちに、理想の女性像を書いてしまうので、ステレオタイフ゜になってしまうんでしょうか。 間接話法とゆうのは、元木が独白するくだりのことでしょうか? 確かに元木に関して書いている時は、主人公以上に気持ちが乗っていました。 普段、歴史小説を読むことが多いので、その影響で、全体の文体が吶々とした雰囲気になってしまうのかもしれません。 文体とゆうのは、やはり執筆量をこなさなければ、確立できないのかなと思います。 自分自身、まだ
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ああ、じゃあやっぱりあの小説の面白味は私小説だったんですね。 間接話法は、そうです、あのモノローグのくだりを指します。人称を変えて内的独白させたり、人物に物語を語らせる手法ですね。 女性キャラにしろ文体にしろ、色々な小説から取り入れると面白くなるんじゃないかな、と思います。 頑張ってくださいね。 ではでは。

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