ウィザード

斬新な推理要素
 少人数式、仮想空間での人狼ゲーム。  プレイヤーを5人だけに絞り、イルカやオオガミなど、それぞれが短くシンプルな偽名を名乗っている事から、把握しやすさは随一。  参加者は5人で、夜時間の人狼の襲撃は行われないため、人狼は3回処刑を免れられなければ勝利できないという、村人有利のルールである。  占い師等も存在しないため、配られたカードの図柄から人狼を推理するという展開が斬新。各々が自分の役職を把握していて当然、という心理の盲点を衝き、人狼が誰であるかは最後の最後まで分からない。ただ、主人公が「鯨」だと思い込んでいたのは、人狼の図柄を逆さまにした物であるとか、思わせぶりな影があるのだとかいうのが、視覚的情報がなければ若干ピンと来なかった。  序章的な位置付けで、続編に期待感を持たせる意味では十二分を役割を果たしている。
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ご感想ありがとうございます……!! 自分の作品が客観的にどのように見えるのか、とても分かりやすく解説して頂けてありがたいです! リメイク版を作ろうとは思うものの色々と障害が多いので、アドバイスを頂けたこと、助けになります。 ありがとうございます!
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