好みです
告白文学ですね。題材が古式ゆかしい割に文体が平易で読みやすかったので意外でした。細かく行間が空けられたり、()で心情が語られたりといった現代的な手法が躊躇なく使われています。やや不躾ですが、創作論が柔軟な作家さんなのだなと思いました。頑固に行間詰めてても読みにくくては仕方なくはあります。 終わりの文言が無邪気で大変好みです。鏡子さんは結局六つのころから変わっていないのかもしれないなどと思いました。
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