南々浦こんろ

軽妙でいて、実は深いテーマ「運」
 楽しく読めて、しかも上手にシェイプされた短編だと思いました。読みやすさ優先で書かれているものの、第二の主役とも云うべき「運」の要素が主人公の行く末や物語全体の展開を大きく左右するという着想はとても斬新です。視点が巨視的にならず、あくまでも主人公の一人称というのもいいですね。ごく普通の一般人と、人類史に残る一大プロジェクトという対比がジャンケンひとつを小道具にした進行の中で上手く笑いに繋がっていると感じました。  次も頑張ってください。  追記として。( ここは読み飛ばし可、読まなくても良い雑感です )  ラリー・ニーヴンの長編SF小説『リングワールド』にも、運の良さを血筋に持つキャラクターが登場します。長い作品なのでおすすめするという事はできませんが、どこかで概要を知るのは可能かもしれません。この豆知識がもし参考になれば幸いです。
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レビューありがとうございます。 とにかく「負けられない戦い」で他の人が思いつかなそうなものと考えたんですよ。 そしたら、負けたくても負けられないというイメージがわいて、この話になりました。 「運」以外に負けられない要素が思いつかなかったのですが、ジャンケン以外に色々な勝負をしてみても良かったなーと思いました。 オチが気に入らないので、来週までに思いついたら書き直すかもしれません。 気に入っていただけてうれしいです。 SFはあまり読んだことないので、興味はあります。 時間ができたら色々読んでみたいと思います。 おすすめありがとうございました。

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