村崎けい子

【ネタバレを含みます、ご注意ください】
 亡くなる人を迎えにいく「死の天使」アズ(安曇さん)。「ほんの少しでも、この世に楽しい思い出を残してやるため」上司の目を盗み行動する彼は、自信家で、とても仕事熱心なのだなぁと感じました。それは優しさからではなく、単に仕事の手間を減らすためだったはずが……  一方、これまで不運な人生の連続だったさくら。悲しみを心に秘めながらも笑顔であり続けようとする彼女。普通なら気付かれないことのほうが多いかもしれませんが、彼女の境遇を知っている安曇さんにはとても切なく感じられたことでしょう。  さくらの死がいよいよ目の前に迫った時、本来の仕事・立場を忘れて咄嗟に彼女を庇った安曇さん。その瞬間、いつもと違う「真実の感情」を見せたさくら。  この記憶は、安曇さんだけでなく、さくらからも消えてしまったのでしょうか。それでも尚、引き寄せられるように再会した二人に運命を感じずにはいられません。はじめましてのごとく自己紹介を交わすラストに二人の未来を想像し、温かな気持ちになりました。  イラストもとても素敵ですね。
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ご感想をどうもありがとうございます。m(_ _)m いかにも続きのありそうなこのお話ですが、そう!続きがあるのです。 またいつか公開出来た時に、のぞいてくださるとありがたいです。
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