「己の正義を貫く、皆、それだけの為に戦っておるのじゃ。いわばどちらも悪でどちらも正義。じゃがのぉ……ぬしは違う。ただ己の快楽の為だけに人を殺 しとる。そこに正義の欠片もない。なに?同じ人殺しじゃと?確かにそうじゃ、どの様な理由をつけてもな。しかし、ぬしとの我らには決定的な差がある」 「相手を殺 さずに済むなら殺 さぬ。戦わずして済むなら戦わぬ。話し合いで解決する。じゃが、ぬしは違うじゃろ?戦う術さえ知らぬ幼子や年寄り関係なしに殺 すじゃろう。そこじゃ、戦士である我らと殺人者のぬしとの決定的な差じゃよ。ぬしが首を刎ねたあの乳飲み子はどうじゃ?ぬしに刃をむけたか?」 「助けを乞うた老人は、ぬしに銃をむけたか?あの妊婦は?あの車椅子の少女は?どうじゃ?皆、己の正義を貫こうとぬしへと攻撃してきたか?我らは狂戦士よ……狂っとるのは間違いなかろう。まぁ……自我なき狂戦士なら命令に忠実じゃ。殺 れと言われたら殺 るであろう。しかし、ぬしには自我がある」 続きは『死神少女。』で。 https://estar.jp/novels/25561104
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ふーむ。
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ドストエフスキー
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ロシアの文学は セリフながい ドストエフスキーにせよ チェーホフにせよ
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