西 東

優しさについて考えさせられます。
出て来る登場人物に、それぞれの優しさがあり、譲れないものもあって考えさせられました。 それは憎まれ役であろうクラージュにも あって、一つ一つの事柄が丁寧に書かれているので自分だったら何を選択するだろうと立ち止まって考えてしまいます。 だから誰の立場が正しいとも間違っているとも一概には言えない厳しい条件下で、性急な答えを求めずに終わった勝負の引き延ばしには感心してしまいます。 歩みよりの為には何よりも時間が大切なのかも知れないと。 冬が続く世界へ春を運ぶ、ファンタジーならではの物語でしたが、争いが何故生まれ続いてしまうのか、また争いをなくして行くにはどうすべきかを求める物語だとも感じました。 個人的には、やはりモグラのキャラクターが楽しいです。
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西さんおはようございます。 すみません、今レビューをいただいていたことに気づきました。 丁寧なコメントを本当にありがとうございます!お返事が遅くなり大変申し訳ございません……。 このお話は神様も含めて「誰も正しくはない」という部分に気をつけながら書かせていただきました。 登場人物全員、選択肢はたくさんある中で、物語としてこのような流れとなっただけであり、現実はそう上手くはいきませんよね。このお話も敵対勢力と和解出来たわけではないので、そういう意味では中途半端でハッピーエンドではないのかもしれません。 実は勝負を引き伸ばし「種を蒔く」と言い出したのはリリィ達です。ラストに向かう中で「私達はこ
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松本健太郎さんへ 今晩は。 忙しい中でコメントを有り難うございます。 まさかのノープロットとは思いませんでした。 生物だと集団を取るか、個を取るかの選択だと、自分勝手な行動を取る個体が居た方が一網打尽になりにくいので全滅を免れるメリットがあったりするのですよね。 神様の至れり尽くせりなやり方には、優しい虐待と言われる問題を考えましたし。 親が先回りして何もかもを行う結果、子供の自立がうまくいかない状態に陥る問題に似ていると思ったのです。 始めての子育てに相談相手がいなかった結果みたいだなと。 そんな中で、リリィの自分の考えを確立して手探りでもチャレンジして行こうとする前向きさと、譲れ
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