なぎの みや

旋律の様に美しく消え去るもの
タイトル通り、ピアノを題材とした物語ですね。 私も創作というものに関わるようになって分かったのですが、小説で音楽を扱うという事は大変難しい事ですね。直接的な表現では『美しい旋律』くらいしか文字に起こすことが出来ない。そこに如何にして具体的な音の質を例えて読者に伝えられるか。本作は短編ながら劇中何度か演奏のシーンがありましたが、各シーンで見事にそれを表現できていたと思います。 個人的に、楽器を演奏できる人は無条件に尊敬します。勿論ピアノも例外ではなく、左右10本のの指をそれぞれ同時に別々に動かす、あの動作だけでも美しいものです。 ただやはり、そのレベルに到達するには相応の努力と少なからずの才能を要する……主人公の勇樹君もその両方の不足を実感し己の未熟さに苛まれながら、日々練習に励む様がとてもリアルでした。 最後まで感情をあまり表さず、静かに二人の高校生を指導していた綾瀬さん。最後に見せた人間的な部分がちょっと可愛く思えました。ライバル的な立ち位置の真琴さんも、一見天才肌ですが実は相当な努力家なんでしょうね。真摯にピアノに打ち込んだ時間を、充血した眼差しが物語っています。 若かりし頃の密かな想いとピアノから奏でられる旋律は、どこか似ていますね。どちらもその瞬間は何物にも代え難い程美しく、すぐに消え去り心の中で響き渡る。嫌いになったあの人の旋律を、もう一度心から聞き入る事が出来る日がどうか来ますように。 アオハル×アオハルの爽やかストーリー。ありがとうございました(^-^)
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貴重な時間を使って作品を読んで頂いたうえ 素敵な感想レビューまでありがとうございます ピアノ題材の作品に挑戦したくて、頑張ってみました 演奏してる時の雰囲気を出すのに苦労したのを覚えてます その場の臨場感を伝えるのって、難しいなって思いました 演奏のシーンを表現できてたと言って頂き、有難うございます 楽器を演奏してる人は、見えない所で凄く努力されてると思います コンサート会場でプロが弾くピアノ演奏は凄いです その時に聞いた曲を脳裏に浮かべながら執筆しました この作品の経験を生かして、ピアノが出てくるもう少し長いお話しを書けたらと思っています アオハル×アオハル頑張ります 素敵な感想レビ
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しのぶちゃんおっはよー(ゝ∀・)ノ うんうん、本棚登録から読み始めるのがかなり遅くなっちゃってごめんね(m´·ω·`)m 中々集中して読書できる時間が出来なくて_(:3」∠)_ アオハル(恋愛)×アオハル(ピアノにかける青春)ドラマ、とっても良かったよ(*⁰▿⁰*) この作品は、妄想コンの「あなたを嫌いな理由」だね。私が応募し忘れちゃったコンテストだ(´>∀<`)ゝ レビューにも書いたけど、この作品は演奏中の表現が素晴らしいと思うよ。そしてあくまで読者目線での意見だけど、ブラックアウトと比べても構成力が凄く上達してると思うの。ホントに本で読んでも違和感がないくらいのお話だっ
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