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蒼氓の月 タイガとラストドラゴン
倉橋
2020/5/5 17:19
武藤さんの新境地‼︎一体どこへ行くのか⁇
武藤さんは多くの短編を発表して受賞の実績があり、さらにヒット作『月の帰還』がある。 僕は武藤さんの作品の愛読者である。 武藤さんはほのぼのとした味わい深い作品も書くけれど、一方で人間や社会の暗部をさりげなく表面に出した作品を書く。 隠してはいるのだけど本心は知ってほしいかのように巧妙に散りばめられたダークな部分も実は武藤さんの小説の魅力だと思っている。 ここのところ武藤さんは、ダークな部分を隠すのではなく前面に押し出した暗黒舞踊のような小説を次々と発表している。 その集大成が本作になりそうだ。生理的に不快感を覚える醜い人間の欲望や死の描写に強くそれを感じる。 暗黒の世界の中で正義を貫く戦士を描いた異世界ものになりそうだが、一体武藤さんは、なにをやろうとしているのか? 趣の変わった異世界ものか‼︎ もっと大きな目標で描かれたスケールの大きな闇の小説なのか? 愛読者として興味深く今後の展開を見守っている。
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倉橋