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伊致寐姑《いちびこ》の花
清水 誉
2020/5/9 17:43
人はほんの些細な事が大きな救いになる・ネタバレあります
出来ちゃった結婚という言葉は、今ではおめでた婚というらしい。婚前の妊娠はふしだらだと言われていたのにほんの数年だけで世間の感覚とはこうも違うものなのか。 しかしシングルマザーの風当たりはどうだろう。片親がいないというのは昔も今も、世の中のいじめの格好の餌食だ。 作中の女たちは皆それで苦しんでいる。いや、えんどうのばあちゃんはシングルマザーにもなれなかったから、それの上をいく苦しみか。 産む喜び、育てる苦しみ、人々の批判、中傷。これから経験するそれらに怯え、自分を責めて、なんかもう頑張れって言いたくなる。 だけどこういう時、1番に救える人は身近にいる経験者なのだ。 何も知らないその人からの、いちびこの花。ひょっとしたら渡した本人は、花言葉など知らないかもしれない。だけど赤い実のなるいちびこの花をあげた真心は、確実に主人公を勇気づけ、不安をこれからの希望に変えただろう。 来年はその果実を新しい希望と共に、親子三代で食べる未来を願う。
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和久井要@充電中
2020/5/9 19:47
コメントありがとうございますm(_ _)m しかしコメントの文章、ホント上手ですねぇ。作品とか論文とか、文章を書くのが苦手です。 これだけうまい文章を書けることが羨ましいです(^^)
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清水 誉
2020/5/9 20:02
私もコメント苦手ですよ( ̄▽ ̄;) だけど丁寧に書かれた作品に見合うレビューを添えられたら良いなと思って。
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