潜水艦7号

花言葉の特性を生かした、完成度の高いストーリー
本作は超妄想コン『花言葉』に向けて書かれたものです。 花言葉テーマの難しさは、その多種多様さにあると言っていいでしょう。花自体が実に多彩である事に加え、一種類の花に花言葉がひとつだけに限定されなかったり、同じ意味を複数の花が持っているという難題が。そのため、『この花言葉と花を使う』としても、「それなら別の花でも出来るよね」とか「その花には他にも意味があるよね」となって、テーマが呆けてしまいがちです。 しかし、本作では『それ』を逆手にとって、ひとつのテーマに練り上げるという秀逸なアイデアが登場します。 一見して全く違う『花言葉』が、運命のようにひとつの物語を紡ぐのです。それは流石のテクニックと言わざるを得ません。 また、作者みぐ様はSFにおいて卓越した見識をお持ちであり、今回もその広大な知識の一端を垣間見せてくれております。 あたかも現実としてそこにあるかのようなSF描写を、是非とも堪能して頂ければと思います。
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潜水艦7号さん まもや素晴らしいレビューをありがとうございます。 しかしSFは舞台設定をするだけで、多くの文字数を使ってしまい、妄コンの8千字で挑戦するのは難しいと言う事を改めて思い知らされました。後半は描きたいことが半分しか書けませんでしたので・・。 いずれにしろ、最後までお読み頂き、丁寧なレビュー、本当にありがとうございます。 感謝・感激しております。 みぐ🐧
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