清水 誉

全ての花の意味
子育てに疲れた女性の心の拠り所が、主人ばかりとは限らない。夫婦共に子供の成長を喜び生活を楽しめるのならばいい。しかしその相手が素っ気ない時、ほかの人間に目を奪われてしまうのだろう。 はじめは公園にいる同士としての関係だったはず。しかし植えた花の種が段々と芽吹くように、彼女の中に恋が芽生えてきた。 側から見たら滑稽な恋かもしれない。先を見ても虚しさも出てくるかもしれない。それでも日の光を求める花の如く、彼のもとへ咲かせたい思いが彼女にあった。 読み手には一瞬で恋心が芽生えたように見える。だが、女の恋心はこんな感じなのだろうか。 一度一つの恋を成就した女はその蜜の甘さを知っている。それ故にプラトニックの檻が壊れたら、秘密の恋に堕ちていくのはあっという間だ。恋焦がれた彼の手で、彼女は再び快楽を味わってしまう。 なんて愚かなと思うだろう。しかし当事者になれば、同じ感想をまた言えるか自信はない。 最後には悲しい別れと、彼女に点した彼の愛。ここで、女は怖いと思ってしまった。彼女は自分の主人とも情事を重ねている。 腹の子を愛でる時、彼女は誰を思い、主人と微笑み合うのだろうか。
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に、兄さま!嬉しい!! めちゃくちゃ素敵なレビューをありがとうございます・゜・(つД`)・゜・ 花も恋も気が付けば咲いてるし散る時は散るんです。 一瞬に芽生えたように見えたのは狙って書いておりますのでしてやったり感があります(笑) ほんと素敵なレビューをありがとうございました(。´Д⊂)✨
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あ、やっぱ一瞬で芽生えたのは狙ったのか。 ワシが早っΣ(゚Д゚)って思ったのは瑞希ちゃん的にはしてやったりなんだね(笑)
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