サスペンス寄りなミステリーで良かったです
最後まで拝読させて頂きました。 記憶を失った主人公が、「自分が何者であるか」を探るというのは、そう目新しくない展開ですが、「夫」を名乗る男性が次第に不気味さを漂わせていくところが上手く書けていて、読みながら私まで不安な気持ちになりました。 真相に辿り着く決め手も説得力がありましたが、ペコメでも書いたように主人公が「夫」を疑うに至った理由が明確には開示されていなかったり、ラスト付近の地の文が誰が話しているのかわかり難かったりと、終盤に粗が目立ってしまっていたので、ちょっと勿体ないなと思います。 せっかく大きな破綻もなく物語を進めてきていたのに、ラスト寸前で突然息切れしてしまった印象を受けたので、気を抜かずに最後まで書き切ることを意識されたら、もっと物語が良くなるのではないでしょうか。 これからも執筆頑張って下さいね。
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丁寧なレビューいただき、ありがとうございます。ぺコメでもいろいろ指摘していただいて、なるほどと考えさせられました。おっしゃるように、ラストの辺り、かなり粗くなってしまっていると思います。「気を抜かずに」というのは、とても鋭いご指摘です。 きちんと推敲していなかった作品で、そういうところがやはり出ているのだな、と痛感させられました。 こういうレビューをいただけること自体が、すごく励みになるし、糧になります。
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