やまない雨の日には手料理を
余韻にひたってしまうラストです。 静かな静かな語り口……。けれどじんわり熱さが迫ってくるのです。 主人公・冴子の心の中はいつも雨模様。 けれど記憶のかなたでは、晴れの日もあったはず。そして長らく続く曇り空……。 肉食系の夫は、おとなしい妻のそんな心中に思いをはせることはきっとないのでしょう。 そう自分の体を大事にすることがないように。 物語は薄氷の上にたたずむような絶妙のバランスでラストを迎えます。 パリンと氷を割るのは、無害なはずのときめきか、それともダークな隠し味の効いた美味しいお料理が引き起こす結果なのか…? それとも氷は割れないのか……。 大人しい主婦の心はどれにでも傾きそうで、読後もいつまでも気になってしまうのです。
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なんて素敵なレビューを!!!嬉しいです!!! ありがとうございます✨ 過去作を改稿したもので、自分自身、良くなったのか悪くなったのか分からなくなり、ちょっと迷走したもので…。こんなに上等なレビューを頂き恐縮です。ありがとうございました(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
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いえいえ、喜んでいただけて恐縮です(*^-^*) とても面白かったです! 主人公の心の機微が、本当に手に取るように感じられました(*^^*) お返事ありがとうございます(*^-^*)
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