二瀬幸三郎

こんな世の中だからこそ……
二瀬幸三郎です。 拝読いたしました。 孤児院で育った少女、月夜は、[じいや]と名乗る老紳士より、自分が[月の世界のお姫様]である事を伝えられる。 自身の出生、月人の存在とその使命、両親の残した研究とそれを狙う悪の存在…… やがて全てを知った月夜は、じいや、人工知能ルナ、全ての月の人々、そして幼なじみの鉄ちゃんとともに世界中を飛び回る。 父と母がやり残した研究を完成させるために…… 〈竹取物語〉をモチーフに描かれたSF児童文学です。 [月の世界]のテクノロジーや植物由来の巨大人工頭脳、[肉体改造装置]そして[魂]の拠り所……SFとファンタジーをミックスした壮大な[舞台装置]が物語の根冠を形成しつつ、じいや、ルナ、鉄ちゃんなど個性的な仲間達や、ボラン人や月の人々といった冒険の中で出逢った人々、そして魂となって尚、月夜を守る[両親の愛]など、最後は人の心に呼び掛ける[愛情の物語]となっております。 〈こんなご時世だからこそ『心に愛を。子どもたちに読むよろこびを。』〉 作者様の言葉通り、こんなご時世だからこそ、子供ばかりでなく大人にも読んでいただきたい作品です。 素敵な物語をありがとうございます♪
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