潜水艦7号

それは意味のある人生なのか
もしも自分が母親の生命と引き換えに生き残って産まれたのだと知ったら。 そのプレッシャーと責任感、重圧は図り知れないものとなるでしょう。 果たして、自分の生命にそれだけの価値はあるのか? それだけの意味はあるのだろうか。この先にその対価として充分な働きをする事が出来るのだろうか。 心にのしかかるそれは、強烈なものであることでしょう。 そして主人公に、ある日突然に試される時が訪れます。 途轍もなく大勢の人命を、その生命に賭けて守らなくてならないという緊急事態。 それを乗り越えることで、彼女は自分が『選ばれた』事に自分自身で意味を与える事に成功するのです。 本作はそうした精神の強さと勇気を与えてくれる素晴らしい作品だと思います。 また、今回のみぐ様の作品は元々重厚だった航空機表現に加えて読ませるドラマとしての表現力の厚みを感じずにはいられませんでした。 また、次回作を期待せずにはいられない逸品です。
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潜水艦7号さん いつもながらの素晴らしいレビュー、痛み入ります。 いつも、応援がどんなに嬉しく、心に響くか・・。本当にありがとうございます。 本作は久しぶりにプロットも無く、突貫工事で仕上げたので、ストーリーの強引さも否めませんが、もしお楽しみ頂けたとしたら、とても嬉しいです。 感謝感激でございます。 🐧みぐ
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