明日の糧となる作品‼︎
『靴を磨く男』の続編。 前作は「妄想」とは関係なく、年功序列が崩壊し利益追求第一となった現代社会をビジネスマンに思い起こさせるホロ苦い作品と仕上がっていた。 今回は、豊富な知識を活用し、顧客にも心の底から喜んでもらおうとする昔気質の販売員の誠意が、着実な成果と勝利に結びつき、利益第一主義に走っていた人々が面子を失う明るく希望に満ちた作品となっていた。 この作品を読んで同感できる人は、きっと多いはずだ。今のビジネスのシステムに問題があることは確かだが、それが改善には結びつかないのが現実というものだろう。 だが今回この小説を通し、ささやかな夢を見ることが出来た人はきっと多いはずだ。 夢(妄想)ではなく、どうか現実のものとなって欲しい。 読者としての偽らざる思いである。 前作と併せて読んで、今を生きる人達の糧になればと願っている。
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