麻子 樹

ふきだし不要 けれど声が聞こえる
漫画の要素のひとつがふきだしによる会話劇。ふきだしのない絵は”絵画”となる。 これは紛れもなく絵画。 しかし、駆け寄る女の子、鞄を落として見惚れる男の子、歩道で待つ女の子、走り出しそうな犬、そのすべてから声が聞こえる。 まかろんさんがそれぞれの登場人物に込めた想いが伝わってきました。感服しました。
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麻子樹さん 声が聞こえるってすごく嬉しいお言葉です。 小説のように人物に個性や深みを出すのがイラストでは難しく、パッと見の印象しかチャンスが無いので、できる限りそこに生きた人物を感じられるよう意識して描いています。 なんだかそれが届いたようで感激しました^^
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わたしは絵を描くのがまったくダメで、物書きの人間ですが、「できる限りそこに生きた人物を感じられるよう意識」するというのはよくわかります。 どんな世界でもひとつ上のレベルを目指すときには「上手い」だけでは足りないのでしょうね。 物書きにおいても、面白くてユニークなアイディア、台詞だけではいつか限界が訪れるのだと思います。 単語の美しさや韻、文字数のバランスなどを意識して、文字だけで情景がイメージできるほどの文章にしなければならないのだと思います。 まさに「できる限りそこに生きた人物を感じられるよう意識する」ということなのだと思います。 まかろんさんのイラストは線の細く美しい人物像もさることな

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