甚平

夢で逢えたら
イベントから訪問し全文拝見いたしました(2020/6/16)。 二人の視点で一つの出来事を扱っていくお話で、言葉も交わさないまま、それぞれが 胸の内で勝手に燃え上がっていき、結末に結び付いていく姿に面白みを感じました。 通勤中、不思議な少女を見かけるという導入は、彼女が何者なのか、どういう関係性 になるのかと先が気になり、興味をひきやすく良いと感じました。 ボクの視点は違和感とミスリードを誘いつつ、結末へつながる伏線として役立って おり、挿入部としては良かったと思います。 展開としては暗い方面で刺激があり、心理描写を中心にした書き方のため私とボクの 気持ちの変化を追いやすく、良かったと感じました。 全体的に、構成は整っており、オチもしっかりしているので良かったと感じました。 アドバイスご希望とありましたので、追記いたします。 ●守らなくてもよいルール ・…(三点リーダ)は全て二つ重ね(……)で統一。 2P ×「頭いいんだね…」 〇「頭いいんだね……」 ・地の文の文頭は一字下げる 2P ×ボクは優等生だ。 〇 ボクは優等生だ。 ・「」内に句点は使わない 12P ×「ねぇ、聞こえてるんでしょ。」 〇「ねぇ、聞こえてるんでしょ」 ●個人的な感想。 全体的にディテールが曖昧であり、それゆえに展開に唐突さがあるように感じました。 心理描写で進んでいる影響でもあるのですが、私、ボクともに生活が描かれておらず、 具体的にどういった環境で生活しているのかが見えて来ないため、その後の変化や そうなった経緯が出ても、あまり驚きを感じませんでした。 「ボク」であれば家の様子、現在の保護者、家族構成、成績がよいことをどう 思われているか、それに対して「ボク」はどう感じているか、また「私」であれば そもそも結婚しているのか、など基本となる設定を作ったうえで、それが変化して いく過程を描くことで、話にリアリティが増すように感じました。 話の展開は形になっているので、ディテールに凝ってもよいかと感じました。 あくまで個人の感想ですので、ご参考までにお願いいたします。 イベントご参加ありがとうございました。それでは失礼いたします。
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詳しいご指摘ありがとうございます。直させて頂きます。
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