「まるでガーベラのような」文章と物語でした
登場人物はロボットを含めても2名、固有名詞は花の名前だけ。 3場面構成の単調な話のようですが、奥の深さに驚きました。 おそらく物語開始時にはすでにリタイアして、 人生の終盤に差し掛かった男のひとり暮らし。 作品の世界観の中では、特別製でもない家庭用ロボット。 それだけの道具立てで、ここまでの深みを描かれたことに脱帽です。 直接表現を用いずに描き出された風景、比喩の数々、接続詞、 「老い」や「死」などの強く暗い印象の言葉を避け、 なるべく平易な言葉で時間の経過や情景を描写する不断の努力が、 作品の質を高めているのだと感じております。 良作をありがとうございました。
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はやくもよいち様 語彙力どこからか持って来なくては! 私の語彙力どこいった!? お礼を、お礼をば申し上げたいのでございます。 もはやはやくも様の心の感受性がとても素晴らしいのでございます。 単調な文章というものは、よく申し上げれば想像の余地があるということですが、想像を読者に投げるという諸刃の剣の面も持っています。 ここまで汲み取ってくださって本当に感謝で言葉もありません。 ありがとうございます。
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雲灯様 どういたしまして。 かえって過分にお褒めいただいて恐縮です。 作品内の描写とは別に、文章から感じる色ってありますよね。 「花言葉と統計」は読み始めから、私の中では琥珀色でした。 花々にだけ、そのものの色がついている感じ。 色を感じられる作品が、とても好きなのです。 自分じゃなかなか、書けないんですけどね。(笑)
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