蒸気宇宙船

再構築として優れています
本作はカレル・チャペック『R.U.R』の現代版再構築であり、オマージュとも言えます。 安部公房もチャペックの影響を受けて、ロボットを題材とした小説を幾つか発表しています。 「ロボットは人類の労働力の補完たり得るか?」という問題は現在のところ、日本の産業が外国人労働者の奴隷的待遇なしに成り立たない状況を見ますと、絶望的と言わざるを得ません。 そして「ロボットは人類の後継者たり得るか?」という問題、これはロボットが人類と対等の存在となった時代に初めて答えが出るでしょう。 ところで、拙エブリスタ小説『砂漠の交易商人・スンデの大冒険』という作品も「人類に創造された存在は、人類の後継者として相応しいか?」というテーマです。 私の作品に登場するのは人造人間と獣人ですが、主人公の脇を固めるこれらの存在が「裁定者」として地球の命運を握ることとなります。 よろしければ、拙作にもご感想のほど、よろしくお願い申し上げます。

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