【コメント】多くの人の悲しみを背負う

託す

多くの人の悲しみを背負う

主人公の木下をはじめ、何人かの人物が登場します。私もこの人は嫌いだなぁと思う人も出てきました。ですが、これはやはり戦争の物語でした。登場時と最後で登場人物の印象ががらりと変わるので、一気に読み切ってしまいました。戦争の物語はその争いで多くが失われていく話が多いと思います。その中でもこの話は別の角度からそれを訴えてくる。私自身はそう感じました。馬謖さんの作品はまだすべて読み切れていませんが、私が読んだものは少なくともこれを含め最後まで終わりが読めない、毎回脅かされる作品ばかりです。次はどんな作品がくるか楽しみにしています。

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