レイヴン

やっぱ少女だよ
絵本のような、しかし妙に胸の苦しくなる語り口から清々しいくらいの転換を経て、一直線に状況が進んでいくのが、先ず好ましいです。加えて、その流れの中でも、味のある登場人物達の人柄、性質が鮮明に表れています。結構乱暴というか、汚い過去がありそうな青年にも、てんで不信感を持てませんでした。優しさが言動、所作から明確に感じられたので。 他には、黒や黄土色、群青色(それに瑠璃や万年青)といった色彩の効果的な使い方だとか、さりげない童謡の挿入だとか、シリアスかと思えば妙に温かさのある会話だとか、色々アレコレ云々と評価したいところはありますが……まぁ、後は、うん。ヒロイン、というか主人公が可愛い。自己紹介からも窺えましたが、筆者は年の差・プロフェッショナルですね。青年とのやり取り、特に5ページ目はねぇ、いやぁ、良かった。 拙いながら何やらかんやら書き連ねましたが、要は、素晴らしかったです。
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レイヴンさん ありがとうございます!ありがとうございます! 初めて頂いたご感想がこれほど最高の文章で、どうしたらいいのでしょう……見て頂きたかったところを全部拾ってくださったのではないでしょうか。コメントひとつひとつに洞察力と文才が溢れていらっしゃる……こんなにも深く読み込んでくださって、しかも伝えてくださって、このお話も私もとてつもなく幸せ者です。年の差・プロフェッショナルという拝みたくなるようなお言葉まで頂いてしまい……年の差をこじらせていてよかった……! 心が燃えました、本当にありがとうございます!
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