この読み心地は快感です
 物語はやはりというべきか、当然というべきか食事の場面から始まった。  私は行間から漂う香りを大きく吸い込んだ。そう、時羽の作る朝食をさつきや白雪と一緒に食べる為に。  今回の探偵の仕事はなんとおねえのマネージャーからの依頼、チルトゥルのキララをストーカーから守る仕事。  女の子たちには厄介で危険な仕事に感じたが、作者は前作で白雪に惚れてしまった吉田と、櫂をちゃんと小人の探偵にしていた。ちょっと頼りない二人だが、張り合いながら頑張る姿は微笑ましい。盗聴器の発見からホストの湊へたどり着き、いざ決戦へと流れるような展開は目が離せない。白雪が危険な囮となり、湊に接近してホテルでの対決。小人の探偵たちの活躍でキララは湊の魔の手から逃れられた.。読者をハラハラドキドキさせる構成もさることながら、テンポが良い。読んでいるというより口遊んでいる感じである。とても心地よい。そして、おねえが七人目の小人になってめでたしめでたし。 さあー次の依頼が楽しみだ。
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Maroさん シリーズ2作目にもレビューありがとうございます。 文章の構成とテンポを褒めていただき、嬉しいです! Maroさんは、歴史という難しい題材を扱いながらも、読みやすく描くという文章の達人! そんなMaroさんに文章を褒めていただいて、喜び倍増です(*´∀`*)ノ 次の1作にも期待を寄せていただき、心強い後押しをいただきました(*^^*) ありがとうございます!
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