青鷺たくや

心の旅路
なんとも不思議でフワッとした印象を持つ作品です。ひょんなことから祖父母のもとを離れ、都会の片隅にある風鈴の店を手伝うことになったクローラ。なんだかジブリの作品に登場する不思議な世界観を持って話は進んでいきます。お店の話はあまりでてこない。魔法を使える風鈴の力もあまり出てこない。ただ登場人物とのやりとりはなぜか読者を捉えてやまないのです。遠い昔から連綿と紡がれる歴史が写真やノートに語り継がれていきます。文体が軽妙で改行もしっかり考えられていてとても読み易かったです。このフンワリとした世界観こそがちょっとゆっくりしていこうかな、と読者を和ませてくれます。勉強になります。ありがとうございました。
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レビューをして頂きありがとうございます。 すこしでも、ゆっくりして頂けたようでホッと胸をなでおろしております。 読んで頂きありがとうございました。

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