Takehiko

生きて行くことの過酷さ
ともなり様のつぶやきを拝見してお邪魔しました。 「人はパンのみで生きるものではない」とある神さまは仰いました。 でも食べるものが無ければ、人は生きて行けないのも事実です。 だから人は有史以来良い事も悪いこともしながら、 死ぬまで働いて、生きてこられたのです。 僕はこのカー子の姿に、どうしても人間を重ねてしまいます。 要領よく立ち回れなかった為、ほんの少しの失敗のため 否応なく非難され排除され、生きて行く場を失って行く。 そんな殺伐とした現代社会を見ているような気がしました。 ただ、その中にも救いはあります。 おそらく貧しいながらも、大事そうなスカーフにくるまれたカー子は きちんと埋葬され、みなに送りだされます。 葬列というくらいですから、沢山のものがカー子を悼んだのでしょう。 それはあたかも「幸福な王子」の鳩のように 人生という過酷な試練に最後まで立ち向かっていった やりとげた「生」なのかもしれません。 短い寓話ですが、いつまでも心に残るお話です。 良い時間をいただきました。 ありがとうございました。
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嬉しいreviewを ありがとうございます。 「法や秩序があっても  世の道は凸凹なのは  腑に落ちない」と、むかし、 大学の先生に言ったことが あるんです(真面目か(^ω^) 「腑に落ちない世の道を  平らに出来なくとも  腑に落ちないと  思う気持ちは無くすな」 と、言われたことは 今でも覚えています。 気持ちだけでは どうしようもありませんが 伝わって、嬉しいです。 ありがとうございました。
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